2011.02.17 DEAR MY FRIEND
同じサークルに所属している女の子(Tさん)にカミングアウトしました。

カミングアウトは数えたらこれで10回目(姉を含めて)です。

彼女は途中からサークルに入ったのですが、歩くひまわりのごとく、ムードメーカーで誰に対しても分け隔てなく優しく明るく接するので、すぐにサークルに解けこみました。

それでも、しばらくは彼女とはサークル活動以外ではほとんど会う事はありませんでした。

けれども、ここ半年で就職活動や卒業論文でお互い支え合い、たくさんお世話になりました。

それらがきっかけで、一緒に遊んだり、飲みに行ったり、電話で相談したり、用がなくても学校に行ってディープな話をおしゃべりしたりと、仲が深まりました。

そして二人とも無事に就職先が決まり、無事に卒論を提出出来ました。

最近、うちらの悩みは、以前も書いた突然サークルを辞め、サークルの同期メンバーとの連絡を何故か拒否している女の子(Aさん)の事。

「この状態のまま卒業しちゃって良いのかなぁ…」

と二人で話していました。

最後はみんな笑って卒業したいから、何とか解決策は無いかを考えていました。

そして俺はもうひとつ、ある事を考えていました。

俺が学校のひとで初めてカミングアウトしたのは、Aさん。理由はわからないけれど、どうやら彼女は精神的に非常に不安定な状態のよう。

不安定になると、人は何をするのかわからない。だから、Aさんにカミングアウトをした事は後悔してないけれど、腹いせに俺がゲイである事をバラされるんじゃないか不安なんです。


えいし「実は、俺はAさんにね、(みんなに)知られたらまずい事言っちゃったんだ。言った時は大学内で一番仲良かったし、信頼してたから言ったの。だけど、まさかこんな事になるとは思ってなかったから、言って大丈夫だったのかなぁと不安なんだ。秘密をばらすような人じゃないと信じたいけど…。」

Tさん「いまのAさんは何考えているのかわからないもんね。さすがに秘密をばらすような事したら最低だけど。。いくらAさんでも、それくらいきっと分かっているはずだよー。」

えいし「だといいんだけど…。俺の秘密がね、もしバレされたら、Tさんは多分そんなに驚かないと思うんだけど、今までのように接してくれなくなる人もいると思うからさ。特にゼミの人にバレたら(偏見が強いから)迫害される気がするんだ。」

Tさん「そうなんだ。。やっぱり誰にでも秘密ってあるもんね…。」

Tさんは本当に優しい人です。俺の秘密について、一切詮索しようとしなかった。


えいし「うん…。それでね、実は俺はね、びっくりするかもしれないけど、今までウソをついてた事になるんだけど、これなんだ。」

と携帯に「ゲイ」と言う文字を打って見せました(周りに人がいたため)。

Tさん「えいしくん、そうだったんだ??」

えいしくん「うん。黙っててごめんね。気づいてた?」

Tさん「全く気が付かなかった!私、自分ではウソを見抜くのが上手いと思ってたんだけど、これっぽちもえいしくんがそうだとは思わなかった。えいしくん、演技上手いね(笑)。」

えいし「それ聞いて安心した(笑)。

ずっとTさんには言いたかったんだけど、なかなかタイミングがなくて今日になっちゃった。

あと、片思い中の好きな人がいるって話もウソで、実は本当はもう付き合ってるの。『恋人がいる』というと、名前は?写メ見せて!ってなるし、『恋愛した事がない』って言うと、怪しまれるし恋愛話が出来ないから、『昔は恋人いたけど、今は片思い中』って言うウソついちゃったの。ごめんね。」

Tさん「謝らないで!私の方こそ、色々恋愛の事しつこく聞いちゃって…辛かったでしょ?ごめんね。。」


そのあとに、何故Tさんにカミングアウトをしたのか、俺はどのようなゲイなのか、今までのこと、恋愛のことなどを話しました。彼女は真剣な表情で聞いたあと、「教えてくれてありがとうね。」と言ってくれました。

帰宅後、Tさんからメールが来て、

>今まできっと大変な時もあったのに、気付いてあげられなくてごめんね。

>今までもこれからも、えいしくんは私の大切な友達だからね!

>こちらこそ、これからもよろしくね!

>これからは恋愛相談も乗ってあげられるから、困った時はいつでも相談してね



と言うメールが来ました。泣かなかったけれど、ウルッと来ちゃいました(笑)。

ちなみにこの日、彼女にカミングアウトをした理由は、

・ここ半年、仲が深まっていく中で、これ以上「ゲイ」である事を隠したくない、打ち明けて今までできなかった話をしたい、という気持ちが強くなった

・性格が非常に良い人で、他人やマイノリティな人の悪口を言っているのを見たことがなかった

・口が堅く責任感が強いタイプなので、他人に言ったりはしないと思った

・常に穏やかで安定している

・ゲイに対して好意的な発言が多かった

・カミングアウトしても、関係が悪化する事はないという確信があった

・恋愛話をよくするので、隠したり架空の設定を作るのが面倒くさくなった

・いつもは何人かでいる事が多かったけれど、この日は二人っきりだった


という感じで、彼女の人柄と直感を信じてカミングアウトしました。

して良かったです。

悪い事をしている訳ではないとは言え、自分を信頼してくれる人にウソをつき続けるのはやはり胸が痛い。そして単純に、恋愛話や好きな男性芸能人の話を普通にしたかった。

それに尽きますね。

もちろん、上記の理由が全て揃っている友達だとしても、「この人にはカミングアウトしたくないなぁ」となる人もいるので、最終的に後押ししたのは直感なのかもしれません。

かと言って、直感だけでは危ういので、本当によく考えて、言った後の事などを想像してカミングアウトしました。

あと、俺は友達にカミングアウトする直前に、ちょっと大袈裟に前フリをする事が多いです(「もしバレたら迫害されるかも」とか)。でも、ちょっと脅し気味に前フリしてカミングアウトすると、「あっそうなんだ。『迫害』とか言ってびっくりさせないでよ~。てっきりものすごくヤバい事言うのかと思った。」と相手がちょっとホッとして笑いが生まれる事が多いので。

今回のカミングアウトによって、Tさんとの関係が更により良くなっていけたらなと思います。

※この日記はカミングアウトを勧めている訳ではありません。安直なカミングアウトは人間関係が悪化する恐れもあるため、する際には十分後先の事もしっかり考えた上で行った方が良いかと思います。

おっつー!
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